YOUTUBE SCRIPT SAMPLE — スカッと系/2ch修羅場・掛け合い

米寿の祝いで愛人を披露する夫
〜88歳の会長が帳簿を開いた瞬間、親族全員が凍りついた〜

自主制作サンプルです。クライアント案件ではありません。全編フィクションで、実在の人物・団体・企業とは関係ありません。本ページはフル尺の全文を掲載しています。
ジャンルスカッと系(2ch修羅場スレ・スレ主×名無しの掛け合い)
想定尺約23〜24分(フル尺・全文掲載)
文字数発話実測 11,330字
書式話者セリフ/場面テロップ(詳細のテロップ・図解指示は収録用シート側)

この台本で見ていただきたいところ

テロップ:「米寿の祝いで夫が爆弾発言」

スレ主ねえ、聞いて。去年の話なんだけど、うちの義祖父の米寿のお祝いがあってね。親族20人が集まった料亭の広間で、乾杯の直後に夫がいきなり立ち上がったの。
名無し嫌な予感しかしない。
スレ主夫は満面の笑みでこう言った。「今日はめでたい日だから、みんなに紹介したい人がいる。こいつが俺の新しい妻だ!」
名無しは???新しい妻???
スレ主広間の襖が開いて、真っ赤なワンピースの若い女が入ってきたの。「初めまして♡浩太さんの婚約者の莉子でーす」
名無し待て待て待て。奥さんその場にいるんだよね?
スレ主いたよ。夫の隣で義祖父の取り皿にお造りを取り分けてた。女は私の正面に座って、にっこり笑ってこう続けたの。「奥さんですよね?お噂はかねがね〜。今日で交代なんで、引き継ぎよろしくお願いしまーす」
名無し引き継ぎ??妻は業務じゃないんだが??
スレ主親族20人は全員フリーズ。義母なんかお猪口を持ったまま固まってた。88歳の主役の前でよ?
名無し情報量が多すぎる。ドッキリでしょこれ。
スレ主残念ながらドッキリじゃないの。実際にあった話。ちょっと長くなるけど順を追って説明するね。
名無し頼む。頭が追いつかない。

テロップ:「数字は嘘をつかない男」

スレ主私は美咲、37歳。夫の浩太は40歳。義祖父が一代で興した食品卸の会社で営業部長をしてる。
スレ主義祖父が会長で義父が社長の同族会社でね。浩太は長男だから「次の社長は俺」って、入社した日から言い続けてきた人。
名無し肩書きより先に態度がデカくなるタイプだ。
スレ主浩太の口癖は二つあってね。「数字は嘘をつかない」と「領収書のない金は一円も認めない」。
スレ主これだけ聞くと堅実な男に聞こえるでしょ。実際は違う。この口癖は全部、人を支配するための道具だった。
スレ主家計簿は毎週チェックされて、私が昼にコンビニで買ったおにぎりのレシートまで説明を求められるの。「この130円はなんだ。昼は家で食え」って。
名無し130円の査問会とか地獄すぎる。
スレ主私の誕生日には「経費で落ちない出費は無駄」って何もなし。なのに自分は20万のゴルフクラブを平気で買う。理由は「これは接待の道具。つまり実質経費」。
名無し実質経費という魔法の言葉。
スレ主そのくせ自分の記録には異常なほど几帳面でね。黒革の手帳に、自分の金の出入りを一円単位で全部書くの。コーヒー1杯も駐車場代も。
スレ主本人いわく「記録のない金は存在しないのと同じだ」。お風呂と寝るとき以外は肌身離さず持ち歩いてた。
名無しその几帳面さの使い道よ。
スレ主この黒手帳、覚えておいてね。あとで主役になるから。
名無しメモした。どうせ最後は浮気の証拠になるんでしょ。
スレ主半分正解。でもただの証拠じゃ終わらないの。もっと皮肉な使われ方をするから、楽しみにしてて。
スレ主外面だけは異様にいいのも特徴でね。ご近所には「奥さん想いのご主人」で通ってた。ゴミ出しを年に数回やるだけで、主夫の鑑みたいな顔をするの。
スレ主浩太には5歳下の弟がいてね。直也くんといって、同じ会社の物流部門で現場一筋の人。腰が低くて、私にも必ず頭を下げて挨拶してくれる。
スレ主浩太はその直也くんを見下してた。「現場しか知らん奴に経営はできん。あいつは一生フォークリフトがお似合いだ」って親族の前でも平気で言うの。
名無しこの発言もあとで拾われる予感しかしない。
スレ主結婚10年目の記念日に食事に誘ったら「記念日は利益を生まない。数字にならないことに金は出さん」って断られた。なのにその週、部下を連れた飲み会には3万使ってた。
スレ主私の実家にも失礼だった。父の三回忌に「営業は土日が勝負だ」って来なかったくせに、義実家の集まりには必ず出る。会長の前でだけ「家族思いの跡取り」を演じるの。
名無し出世に関係のある家族だけ家族なんだ。
スレ主見栄の張り方も一貫しててね。義実家に行くときだけ「いいものを着ろ。妻の身なりは俺の査定に響く」って言うの。服の予算は出さずにね。
名無し着飾らせるのも人事評価なんだ。
スレ主それで私がフリマアプリで工夫して揃えたら「ほら見ろ、やればできるじゃないか。俺の指導の成果だな」って胸を張るの。
名無し節約の手柄まで横取りするのか。
スレ主会社では「始末書の鬼」で有名でね。部下が小さなミスをするたびに決めゼリフを言うの。「言い訳は口でするな。文書で出せ。始末書だ」って。
スレ主この決めゼリフも、あとで効いてくるから覚えておいて。
スレ主ちなみに私は近所のスーパーでパートをしてる。浩太いわく「お前の稼ぎは小遣いにもならん。養ってもらえることに感謝しろ」だって。
名無しは?
スレ主家では指一本動かさない。夕飯が5分遅れると「俺を待たせるな。会社なら始末書だぞ」って言う人だった。
スレ主それでも義祖父と義父はいい人でね。会長はお正月に会うたび、帰り際にそっと和菓子を持たせてくれた。口癖は「帳簿を守る者が家を守る」。
名無しじいちゃんがまともで安心した。
スレ主この言葉には由来があるの。それはまた後で話すね。

テロップ:「一枚のレシート」

スレ主異変に気づいたのは去年の秋。クリーニングに出すスーツのポケットから、見慣れない領収書が出てくるようになった。
スレ主高級ホテルのラウンジでケーキセット二つ。日付は「接待で遅くなる」って言ってた日。
名無し接待でケーキセット二つは食うか?
スレ主まだあり得なくはないでしょ。でも続くのよ。ペアのマグカップ、女性物の香水、水族館のチケットの半券が2枚。
スレ主出張も急に増えて、ワイシャツから知らない香水の匂いがして、スマホはお風呂まで持ち込むようになった。
名無し役満です。
スレ主この時期の名言も残しておくね。私が「最近帰りが遅いね」って言ったら「俺が家にいない時間も、お前は俺の金で生きてるんだろ。むしろ感謝の時間だと思え」って。
名無し感謝の時間という新概念やめろ。
スレ主11月には「九州へ2泊の出張だ」って出ていったのに、車のダッシュボードから箱根の温泉旅館の領収書が出てきた。宿泊者数の欄には堂々と「2名」。
名無し出張先が変わっとるがな。しかも2名。
スレ主ここで佳代さんの話をさせて。会社の経理を20年やってるベテランで、会社の行事で顔を合わせるたび私を気にかけてくれる人。
スレ主その佳代さんから年末に電話が来た。「美咲ちゃん、変なことを聞くけど、部長の最近の経費って何か聞いてる?」って。
名無し経理のベテランが動いたら本物だ。
スレ主聞けば、浩太の経費精算に「取引先打ち合わせ」名目の妙な領収書が増えてるって。ホテルのラウンジ、ペアの食事、果ては水族館。
スレ主しかも浩太が九州出張のはずだった2日間、営業事務の新人がきっちり有給を取ってた。それが莉子、26歳。
名無し勤怠表まで証言してくるのか。
スレ主佳代さんいわく、莉子は電話を取らない、伝票は書き間違える、注意されると「え〜、私そういうの向いてないんで」。なのに浩太の前でだけ声が2オクターブ上がるらしい。
スレ主初日の挨拶では「私、おじさんの多い職場のほうが可愛がってもらえるんで得なんですよね〜」って言い放ったって。
スレ主クリスマスの夜も浩太は「接待だ」って朝帰り。次の日、コートのポケットにはホールケーキと2人分のディナーの領収書。
スレ主ここで思い出してほしいのが浩太のルール。「領収書のない金は一円も認めない」。会社の経費も自分の財布も、あの人は記録だけは完璧なの。
名無しおっと?風向きが変わってきたぞ。
スレ主そう。つまり浩太の遊びの記録は、浩太自身の手で、一円単位で積み上がっていくわけ。
スレ主隠す気がないのかって思うでしょ。違うの。あの人は隠す必要を感じてないの。「俺の数字の意味は俺にしか読めん。経理ごときに何がわかる」が持論だったから。
名無し傲慢のおかげで証拠の保存状態が完璧なの、皮肉すぎる。
スレ主年明けのある夜、浩太がお風呂に入ってる隙に、テーブルへ例の黒手帳が置きっぱなしになってた。開いたページに「R誕生日 バッグ 31万」「Rホテル 6.8万」って几帳面な字が並んでた。
名無しRて。隠すならもっと隠せ。
スレ主私は震える手で全ページを写真に撮った。「記録のない金は存在しないのと同じ」なんでしょ。なら、ここに書いてある金は全部存在するんだよね。
名無し夫のルールが夫を包囲していく。

テロップ:「消えた500万」

スレ主同じ1月に浩太が言い出した。「まとまった投資話がある。家の定期を500万崩すぞ」
スレ主使い道を聞いたら「お前に説明してもわからん。黙って判子を押せ」って。
名無し領収書おじさん、自分の500万は説明なしなんだ?
スレ主私は一応聞いたの。「記録は残さなくていいの?あなたのルールでしょ」って。そしたら鼻で笑って「俺が数字で失敗したことがあるか?好きにしろ」って。
名無し好きにしろ、いただきました。
スレ主だから好きにさせてもらった。判子を押す前に、通帳のコピーと振込先の控えをきっちり取ったの。
スレ主振込先は投資会社じゃなくて浩太の個人口座だった。
名無しわかった、怪しい投資話に引っかかったんでしょ。
スレ主私も一瞬そう思った。でも残念、答えはもっと俗。行き先は後で、あの人の手帳が自分で教えてくれる。
スレ主正直この時期が一番きつかった。夜中に何度も義母に電話をかけかけてはやめた。数字が全部出揃う前に騒いだら、あの人は口八丁で絶対に言いくるめてくるから。
名無し敵の戦法を熟知した我慢だ。
スレ主同じころ莉子のSNSが火を噴いた。鍵もかけずに「彼からのご褒美♡」って、新品のブランドバッグと温泉旅行の写真を上げまくってたの。
スレ主教えてくれたのは佳代さん。バッグの投稿日は、手帳の「R誕生日 バッグ 31万」と同じ週。品番まで同じだった。
名無し日付と品番の一致は完全試合だ。
スレ主そのころ家の浩太は絶好調でね。夕飯のとき私の顔をじっと見て「お前も37か。女は顔に数字が正直に出るな」って笑ったの。
名無しおいこら。
スレ主急に若作りも始まってね。美容室の回数が倍になって、新しい香水をつけて、私が何も聞いてないのに「これは営業の身だしなみだ」って先回りで言い訳するの。
名無し聞かれる前に答える人、大体クロ。
スレ主私は心の中で返してた。そうだね、数字は正直だね。あなたの手帳が一番おしゃべりだよって。
スレ主家の中でも小さい傲慢は続いてた。私が風邪で寝込んだ日も「飯は?俺は客か?」って催促だけして、本人は昼にホテルのラウンジでケーキを食べてた。領収書がそう言ってた。
名無し看病より催促が先に来る夫とは。
スレ主おまけに「今年の家計は緊縮だ。お前の美容院は年3回まで」って宣言までされた。自分は月2回美容室に通いながらよ。
名無し緊縮の対象が偏りすぎてる。
スレ主1月の終わりには会社の新年会があった。同族会社だから配偶者も呼ばれるの。そこで莉子が初めて私に接触してきた。
スレ主わざわざ隣に来て小声でこう。「奥さんって、ご実家は普通のおうちなんですってね。浩太さんは社長の家系なのに。よく釣り合うつもりでいられましたね」
スレ主続けてこう。「浩太さんが言ってましたよ。家に帰っても冷蔵庫みたいに冷たい女が置いてあるだけだって。あはは、ウケますよね」
名無しウケない。1ミリもウケない。
スレ主とどめはこれ。「近いうちに親族の集まりで、私が本妻としてお披露目される予定なんです。奥さんの席、もう用意されてないですよ♡」
名無しこの発言も回収されそうな気配がするなあ。
スレ主この時点で私の中では答え合わせがほぼ終わってた。でも騒がなかった。だって浩太が言うんだもん。「数字は嘘をつかない」って。なら数字に語らせようと決めたの。
名無しスレ主さん、目が据わってて好き。

テロップ:「休日のデパートで」

スレ主決定的だったのは2月の日曜日。私がデパートの化粧品売り場にいたら、エスカレーターから見覚えのある二人が降りてきた。
スレ主浩太と莉子。腕を組んでね。莉子がバッグ売り場のガラスケースを指さして、甘えた声で言った。「これ欲しい〜。ねえ、これも経費で落ちるんでしょ?」
名無し店内で言うことじゃないんよ。
スレ主浩太は鼻で笑って答えた。「領収書さえあれば何とでもなる。数字ってのはそういうもんだ」
名無しその口癖、そういう意味だったんかい。
スレ主私は二人の後ろに立って、静かに言った。「じゃあそのバッグも、ちゃんと手帳につけておいてね。一円単位で。記録のない金は認めないんでしょ」
名無しひえっ。
スレ主浩太の顔が一瞬で灰色になった。莉子は私が誰かわかった途端、勝ち誇った顔で腕を組み直して言ったの。「あ、奥さんだ〜。ちょうどよかった。近いうちにちゃんとご挨拶したいと思ってたんです♡」
名無しこの状況で挨拶の予告してくるの、豪胆すぎるだろ。
スレ主私はそれ以上何も言わずに売り場を離れた。心臓はばくばくだったけど、まだその時じゃないって決めてたから。
名無しこの引き際よ。冷静すぎて怖い。
スレ主夜に帰ってきた浩太は先制攻撃のつもりか、玄関でこう言った。「昼間のあれは取引先の接待だ。妙な勘違いで騒ぐな。文句があるなら口じゃなく、筋の通った書面で持ってこい。始末書の書き方くらい教えてやるぞ」
名無し出た、始末書の鬼。
スレ主私は「そうだね。大事な話は書面だよね」とだけ返した。浩太は「わかればいい」って満足そうに頷いてた。
スレ主しかもこの夜、浩太は墓穴を重ねたの。「そもそもお前が家計を任されてるのは俺の温情だぞ。感謝が足りんから妙な勘繰りをするんだ」って説教が30分。
スレ主その30分の間ずっと、私はテーブルの下で録音アプリを回してた。紙だけじゃなく発言も記録に残すって決めてたから。
名無し説教が丸ごと提出資料になっていく。

テロップ:「帳簿を守る者」

スレ主次の週、私は義父に時間をもらって、会長の家の応接間で全部を並べた。ポケットの領収書、手帳の写真、500万の振込記録、SNSの保存、説教の録音、デパートの日時メモ。
スレ主義父は読み進めるほど無言になって、最後に深く頭を下げた。「美咲さん、息子が申し訳ない」って。
名無し義父がまともで泣ける。
スレ主隣で聞いてた義母は途中から泣いてた。「私はあなたを娘だと思って生きてきたのよ。あの子の母をやめたいくらい恥ずかしい」って手を握られた。
スレ主会長は老眼鏡をかけて、手帳の写真を一枚ずつゆっくり見てた。そして一言。「帳簿を守る者が家を守る。わしはずっとそう言ってきた」
スレ主ここであの口癖の由来を教えてくれたの。会社を興したばかりのころ、経理は亡くなった義祖母の仕事だった。取引先に騙されて潰れかけたとき、義祖母が保存していた伝票一枚で不正が証明されて、会社が助かったんだって。
名無しばあちゃんの遺した教えだったのか。
スレ主「浩太はわしの言葉の上っ面だけ真似て、意味を継がんかった。家を守るための記録を、女を囲う小遣い帳にしよった」って会長は言った。声は静かなのに、湯呑みを持つ手が震えてた。
名無しじいちゃんの怒りが一番深い。
スレ主それから会長は続けた。「金にだらしない者に暖簾は渡せん。だが騒ぎ立てて済む話でもない。恥は本人に、本人の口でかかせるのが一番堪える」
スレ主会社は顧問弁護士を通じて調査会社を入れた。社内では佳代さんが内密に経費を洗い直した。浩太が「領収書のない金は認めない」って社内ルールにしたおかげで、3年分が一枚残らず保存されてたの。
名無しルールの作者が最初の摘発対象になるの、皮肉が効きすぎてる。
スレ主私も個人で弁護士に相談して、離婚と慰謝料の準備を並行で進めた。
スレ主私の弁護士さんが書類の束を見て言ったよ。「ここまで揃っている案件は珍しいです。しかも決定打は、ご本人が自分で書いた記録ですからね」って。
名無し本人が一番の捜査協力者なの笑うしかない。
スレ主弁護士さんの方針はシンプルだった。「気づかれないことが最大の武器です。生活は普段どおり、笑顔も普段どおり。決着の日まで一切悟らせない」
名無し静かなスパイ映画が始まった。
スレ主だから私は次の日も普通に夕飯を作った。浩太のワイシャツにアイロンをかけながら、袖口の口紅を写真に撮ってからね。
名無しアイロンと証拠保全の同時進行、強すぎる。
スレ主この期間の浩太は上機嫌でね。鼻歌まじりに「春からうちの生活は変わるぞ。覚悟しとけ」って笑うの。
スレ主その予告だけは当たったよ。本人が思ってたのと全然違うほうに変わったけど。
名無し予言としては満点だったな。
スレ主調査の報告書はすごかったよ。ホテルの出入り写真が3ヶ月で11回。日付は経費の「取引先打ち合わせ」とも、手帳の「R」の行とも、全部重なってた。
名無し三つの記録が口裏を合わせてくれてる。
スレ主報告書には莉子の経歴も載ってた。前の職場も社内恋愛のもつれで辞めてて、そのときの相手も妻子持ちの上司だったって。
スレ主さらに莉子のSNSにこんな投稿があった。「次の親族イベントで正式にお披露目されまーす♡玉の輿確定♡」
スレ主親族イベント。つまり会長の米寿の祝い。浩太はあの場で私に離婚を突きつけて、莉子を披露するつもりだったの。祝いの席なら親族も騒げないと踏んでね。
名無し米寿を乗っ取る気か。罰当たりにもほどがある。
スレ主それを聞いた会長がにやりと笑った。「ちょうどいい。舞台はこちらで整えてやろう。座敷は借り切ってある」
スレ主それだけじゃないの。会長はその週、浩太にこう声をかけてた。「米寿の席ではお前の大事な発表を楽しみにしとるぞ」って。
名無し釣り堀ごと用意されてるのに、大物になった気で飛び込んでいくのか。
スレ主浩太はそれを「後継指名の予告」だと受け取って、有頂天になってた。あの夜の異常な強気は、そういうことなの。
名無しじいちゃんが一番スカッとさせに来てる。
スレ主この計画は直也くんにも共有された。直也くんは黙って最後まで聞いたあと、私に深く頭を下げたの。「義姉さん、兄がすみません。俺は兄さんの下で働くのが嫌で現場に逃げた人間です。今度は逃げません」って。
名無し弟くん、まっすぐでいいなあ。
スレ主当日までに義父は取締役会の根回しを済ませて、弁護士は書類を鞄に詰めた。私は離婚届に判を押して封筒に入れた。
スレ主その間も浩太は上機嫌でね。家で鼻歌なんか歌いながら「米寿の日は大事な発表がある。お前は口を挟まず座ってろ」って予告までしてくれた。
名無しはい、座って見届けましょうね。
スレ主私の役目は、手帳の写真一式と録音を義父に渡すところまで。実物の手帳は当日も浩太の胸ポケットにあった。肌身離さず、いつも通りにね。
名無しえ、実物は本人が持ったままなの?それでどうやって開帳まで持っていくのさ。
スレ主そこが会長の言う「恥は本人の口でかかせる」の仕掛けなの。まあ、見てて。

テロップ:「米寿の祝い、再び」

スレ主そして冒頭の場面に戻るわけ。料亭の広間、親族20人、乾杯の直後。
スレ主立ち上がった浩太が言い放った。
スレ主「今日はめでたい日だから、みんなに紹介したい人がいる」
スレ主「こいつが俺の新しい妻だ!」
スレ主襖が開いて莉子が入ってきた。
スレ主「初めまして♡浩太さんの婚約者の莉子でーす。皆さんよろしくお願いしま〜す」
名無し改めて聞いてもすごい度胸だ。
スレ主広間がしんとした。叔母さんは箸を落とした。
スレ主浩太はそれを注目と勘違いして続けた。
スレ主「美咲とは離婚する。俺ももう40だ」
スレ主「会社を継ぐ男として、隣に立つ女ぐらい自分で選ばせてもらう」
名無しどの口が言うんだ。
スレ主叔父さんが低い声で言った。
スレ主「浩太。お前の披露宴で司会をしたのは私だ。今日ほど恥ずかしい日はない」
スレ主浩太は怒鳴り返した。「叔父さんは黙っててくれ!これは俺の人生の話だ!」
名無し処刑台の上で演説してるとは知らずに…。
スレ主そのとき会長が湯呑みをことりと置いた。
スレ主小さい音だったのに、広間の空気が全部会長に向いた。
スレ主「浩太。お前は昔から言うとったな。数字は嘘をつかない、と」
スレ主浩太は胸を張った。「はい。会長に学びました」
名無しフラグ回収の瞬間である。
スレ主会長は続けた。「なら証明してみい。お前がいつも持ち歩いとる、その自慢の帳簿でな」
スレ主広間の視線が浩太の胸元に集まった。浩太の手が反射で内ポケットを押さえた。
名無しさあ、出すのか出さないのか。
スレ主出さなければ、家訓を語る男が「身内に見せられない帳簿」を持ってると認めることになる。出せば中身を読まれる。どっちに転んでも詰みなの。
スレ主浩太は数秒固まって、引きつった笑いで手帳を差し出した。「や、やましいものなど、何もありませんから」って言いながらね。
名無し自分の武器を自分で提出しちゃったよ。
スレ主会長は老眼鏡をかけて、親族全員の前でゆっくりと表紙を開いた。
スレ主「十二月十日、R誕生日、バッグ、三十一万円。十二月二十四日、Rホテル、六万八千円。ふむ、几帳面な字じゃ」
スレ主一行読み上げるごとに広間の温度が下がっていった。誰も箸を持たない。誰も瞬きしない。親族20人がまとめて凍りついてた。
名無し帳簿の開帳が処刑開始の合図になっとる。
スレ主会長は手帳を閉じて、畳の上をすっと滑らせて一言。
スレ主「ならば、お前が自分で書いたこの数字も、嘘をつかんな」
名無しとどめの一言まで本人の帳簿なの、痺れる。
スレ主会長は深いため息をついた。
スレ主「88年生きてきて、米寿の席で孫の不始末を片付けるとは思わなんだ」
名無しこの一言が一番刺さるんよ…。
スレ主義父が立ち上がって、ファイルを一冊だけ座卓に置いた。
スレ主「経費の私的流用、3年間で312万円。領収書も署名も揃っている。これは会社の手続きで淡々と処理する」
スレ主「だが今日の本題は、そこではない」
名無し312万が前座になる本題、何。
スレ主浩太が叫んだ。「待ってくれ!あれは会社のための接待で…筋は、筋は通っている!」
スレ主義父が静かに遮った。「言い訳は口でするな。文書で出せ。お前が部下に毎日言わせていた言葉だ」
名無し始末書の鬼に始末書が回ってきた。
スレ主浩太は「書く、書くから」って口の中で繰り返してた。5分の遅刻で始末書を書かせてきた人に、10年分の言い訳が書けるわけないのにね。
スレ主そこで私は初めて口を開いた。
スレ主「数字は嘘をつかないんでしょ。あなたに教わった通りだね」
名無し完璧な返しだ…。
スレ主浩太は「男には付き合いってもんが…」ってもごもご言ってた。
スレ主義母が一言で黙らせた。
スレ主「あなたの付き合いとやらで、美咲さんの10年を汚したのね」
名無し義母さんの静かな怒りが一番怖い。
スレ主莉子はまだ状況がわかってなかった。
スレ主「え、お金の話ですか?浩太さん次期社長だから平気ですよね〜」
スレ主会長が首を横に振った。
スレ主「今朝の取締役会で浩太の役職は解いた。じゃがそれは会社の話で、ただの前置きじゃ」
スレ主「ここからは家の話じゃ。後継の指名は白紙。株の生前贈与も取りやめ。わしの目の黒いうちは、この家の暖簾にお前の席はない」
スレ主「帳簿を守る者が家を守る。家の帳簿を女の小遣い帳にした男に、守らせる家は一坪もありゃせん」
名無し会社の処分より家督の没収のほうが深く刺さってる。
スレ主莉子の笑顔がみるみる崩れた。
スレ主「……え?じゃあ浩太さんって、ただの……」
名無し計算機の速度だけは一流。
スレ主莉子が浩太に食ってかかった。
スレ主「ちょっと!次期社長だから付き合ってあげたのに!」
スレ主「バッグも旅行も会社のお金だったの?私まで泥棒みたいじゃない!」
スレ主義父が静かに返した。
スレ主「会社の金から出たと確認できた品については、返還の請求も検討します。知らなかったで済むかどうかは、調査の結果次第です」
名無し静かな言い方なのに、逃げ道が全部塞がってる。
スレ主莉子は真っ白になって手のひらを返した。
スレ主「わ、私は騙されてたんです!離婚済みって聞いてました!被害者です!」
スレ主浩太がすがった。「り、莉子?」
スレ主莉子はその手を振り払って叫んだ。
スレ主「触らないでよ!役職もないおじさんに用はないの!」
名無し地獄の同士討ちが始まった。
スレ主浩太は青い顔で親族を見回した。誰も目を合わせない。
スレ主さっきまで愛想笑いしてた親戚が、一斉に知らない人の顔になってた。
名無し肩書きで集めた味方は肩書きと一緒に消える。
スレ主直也くんだけが口を開いた。
スレ主「兄さん。フォークリフトの資格、取っておいたほうがいいよ」
スレ主「現場は嘘をつかないから」
名無しあの見下し発言がここで返ってくるの、鳥肌立った。
スレ主私は最後に封筒を差し出した。
スレ主「大事な発表があるって言うから、私も書面で準備してきたの」
スレ主「離婚届。私の判子は押してある。あなたの欄だけ空けておいたよ」
スレ主「黙って判子を押せ、なんでしょ。あなたに教わった通りにしただけ」
名無し500万の判子がここで返ってくるの、たまらん。
スレ主土下座する莉子と、口をぱくぱくさせる浩太。誰も助けなかった。
スレ主米寿の主役が言った。「よい余興じゃった。さあ、飯が冷める」
名無し会長の一言で締まるのが強すぎる。

テロップ:「因果応報の請求書」

スレ主ここからは結果だけ淡々と言うね。全部の決着まで、あの夜から半年かかった。
スレ主まず浩太。一番大きかったのは会社の処分じゃなくて家督のほう。後継の指名は正式に白紙、株の生前贈与も撤回。次期社長の看板は米寿の夜に消えた。
スレ主会社のほうは役職解任のうえ諭旨退職。流用した312万円は本人との精算協議で退職金を充てて、それでも足りない分は月5万円の分割弁済。自慢だった外車も弁済のために売った。こっちは予告どおり書類で淡々と処理された。
スレ主離婚は成立。慰謝料は300万円。家計から消えた500万円も、振込記録が動かぬ証拠になって全額返す内容で公正証書にした。
スレ主ちなみにその500万の行き先も判明した。莉子と住むはずだった新居の手付金と、婚約指輪の代金。手帳に「新居手付」「指輪」って自分の字で書き残してたから、言い逃れのしようがなかった。
名無し転落の頭金まで自分で記帳してるの、逆にすごい。
スレ主住宅ローンの残り2,300万円は名義人の浩太に残った。査定では1,800万でしか売れない家のローンをね。
スレ主整理するとね、返ってきた500万と慰謝料300万、財産分与の取り分を全部合わせて、私の手元に来たのは約900万。弁護士費用も含めて条件を詰めて、最終的には双方が合意した内容で決着した。
名無し数字が全部、事務的に刺さっていく。
スレ主再就職は業界内に話が回っていて決まらず、今は隣の県の倉庫で契約社員をしてるって聞いた。義実家からは「縁は切らん。だが当分敷居はまたぐな」と言い渡されてる。
スレ主次に莉子。会社は諭旨退職。「本妻としてお披露目される」はずだった親族の席では、共犯者として名前を呼ばれて終わった。用意されてなかったのは私の席じゃなくて、莉子の席だったね。
名無し新年会の煽りが全部自分に返ってきてる。
スレ主私からの慰謝料請求200万円は「騙されていた」の主張が通らず満額。デパートで私に挨拶を予告した時点で、妻の存在を知ってた証拠になったの。SNSの匂わせ投稿も全部裏付けにされた。
名無し豪胆な挨拶が命取りとか、教訓しかない。
スレ主莉子は一括で払えなくて月3万円の分割になった。完済まで5年半。「本妻としてお披露目♡」の予定は、5年半の返済予定表に変わったわけ。
名無し事務的な文章なのに一番ダメージがでかい。
スレ主後継は義弟の直也くんに決まった。現場一筋の真面目な人で、社員は誰も反対しなかった。会長は「10年早く決めるべきじゃった」って笑ってた。
名無し会社にとってもハッピーエンドじゃん。
スレ主ちなみに離婚成立のあと、浩太が一度だけうちに来た。玄関先で頭を下げて「やり直そう。俺にはやっぱりお前が必要なんだ」って。
名無し必要なのは妻じゃなくて家政婦では?
スレ主私も同じことを思ったから、笑顔でこう返した。「その言葉も録音しておくね。記録のない話は認めないんでしょ」。浩太は何も言わずに帰っていったよ。
名無し最後まで自分のルールに殴られてる。

テロップ:「帳簿は裏切らない」

スレ主最後に、会長が私にくれた言葉を紹介させて。
スレ主「数字は嘘をつかん、は本当じゃった。ただな、嘘をつくのはいつでも人間のほうじゃ。あんたはその両方を見抜いた」
名無し米寿にして切れ味が増してる。
スレ主私は今、財産分与で買った小さなマンションで暮らしてる。パート先のスーパーで社員登用が決まって、今月から売り場の担当社員になった。面接の練習には佳代さんが付き合ってくれたよ。
スレ主初任給で会長に和菓子を持って行ったら、涙ぐみながら三つも食べてた。仏壇の義祖母にもお供えしてきた。伝票一枚で家を守った大先輩にね。
名無し最後にほっこりさせるのやめて。
スレ主この件で学んだのは、傲慢な人は自分の武器で転ぶってこと。あの人を追い詰めたのは私の涙でも怒鳴り声でもなく、あの人が自分で書いた数字だった。
名無し金言だ。メモした。
スレ主レシート一枚も記録一行も、人を支配する道具にすれば牢屋になる。でも暮らしを守る側で使えば、何年でも黙って味方でいてくれる。私の話はここまで。聞いてくれてありがとう。
名無しスカッとした。ばあちゃんの伝票も浮かばれるよ。
ナレーションこのチャンネルでは女性の身近に潜む問題をスカッと解決する話を配信しています。スカッとしたい方はチャンネル登録で次の動画もお見逃しなく。コメント欄での感想も励みになってます。
ナレーションもしあなたが美咲さんの立場だったら、デパートで二人を見つけた瞬間どうしてた?その場で言い返す派か、静かに証拠を集める派か、コメント欄で教えてね。
ナレーションそれでは恒例のじゃんけん、いくよ。じゃん、けん、ぽん!勝った人は今日いいことがあるかも。それじゃあ、次の動画でまた会いましょう。

注記

※この台本は全編フィクションです。実在の人物・団体・企業とは一切関係ありません。

※自主制作のポートフォリオ用サンプルです。

本ページは書式・構成・調査の進め方をご覧いただくための自主制作サンプルです。収録用の詳細指示(情報テロップ・図解)はスプレッドシート側に分離しています。ご依頼の際は、ジャンル・尺・文字数・書式・出典の確認範囲のご指定に合わせて執筆します。